生理痛と妊活の関係
妊活と生理の問題
切っても切り離せない問題ですね!
生理はあなたの体の状態を教えてくれる大切な指標になります。
生理痛は不妊と関係ありますか?
結論から言うと生理痛と妊娠力は関係あります。
子宮内膜は受精卵のベッドになります。
また、生理が正常に起きるためにはホルモンや酵素がしっかりと作られていること。
そしてそれがちゃんと子宮に届いていることが大切です。
生理に異常があるということは内膜に異常があるか、ホルモンや酵素がきちんと作られていない、もしくは作られているが届いていなということになります。
まずは生理の時に何が起きて生理痛が起きるのか、解説していきます。
生理の時は何が起きている?
生理では前周期までの子宮内膜を出すという作業が行われています。
それがうまくいかないと体がサインとして痛みを出します。
『痛みがある=子宮の状態が悪い』ではない
人はそれぞれ感受性の強さが違います。
痛みがあったら子宮の状態が悪い
痛みがなかったら子宮の状態が良い
というわけでもないのです。
だから、生理痛だけでなく、周期や経血量にも目を向ける必要があるんですね!
ただ、『体質改善をしていたら生理痛が弱くなってきたー!』なんて場合は、素直に状態が良くなったと喜んでいいと思います!(^^)!
反対に痛みがあるから、まだまだ子宮の状態が悪いんだ・・・って落ち込む必要はないということです。
どうして生理痛があるの??
栄養状態の問題
生理に必要な酵素もホルモンも原料は栄養素です。
生理を起こすための材料がたりなくなっていれば、内膜をうまく剥がすことができずに痛みが起きます。
通常は内膜がつるんと剥がれ落ちていくのに、バリバリと引っ張りながら剥がすイメージでしょうか。
考えただけで痛そうですね汗
あなたの食事はどうですか??
バランスよく食事を摂っていますか?
食べているものの質も大事です。
例えば女性ホルモンの原料になるのは脂質です。
外食やお菓子、質の悪いサラダ油などを使っていたらホルモンの質ももちろん悪くなってしまいます。
もしも食事が疎かになっているなと感じているのであれば、見直しましょう(*^^*)
私は食事はしっかりしたものを食べているよ!!って方。
摂っているのにちゃんと吸収できていない可能性もあります。
胃腸の不調が多いなどの心当たりがあったり、血液検査で胃酸が少ないと指摘されたことがある方は食べているのに吸収されず、栄養不足の可能性があります。
特に低血糖が起きている人は胃腸機能が落ちていることが多く、食べた分がきちんと消化・吸収されていない可能性もあります。
※低血糖についてはコチラ↓↓
胃腸機能が落ちている場合は消化酵素のサプリメントを使用したり、胃の調整をしたりしますが、自宅で簡単にできる対策としてはレモン水の使用です!
胃酸は酸性です。レモンも酸性ですね!なのでレモンを絞ったものを水で薄めて、食事を摂りながらレモン水を飲みましょう!
胃酸の手助けをしてくれます(*^^*)
酸性のものなら梅干しとか、お酢とかほかのもので代用しても大丈夫です!
ちなみに日本人はほとんどの人が胃酸不足で、胃酸過多から不調になっていることは少ないそうです。
あ、添加物等には注意してくださいね汗
体の歪みの問題
子宮は臓器の中でお腹の一番下にあります。
内臓が疲労して下垂してくれば、圧迫され、それから逃げるように歪みます。
また、直腸が子宮のすぐ裏にあるので便秘があれば常に子宮を圧迫している状態になります。
子宮が圧迫を受けて、歪んでいるような状態では血流も悪いし、経血もうまく出せないので、生理痛が起きる可能性が高くなります。
子宮をねじられながら内膜を排出しているような状態をイメージすると痛そうですよね(*_*;
歪みは骨盤のみではなく、内臓調整や頭蓋骨の調整などで体全体でみることが大切です!
ホルモンや栄養素が届かない!
栄養もしっかり摂っている
ホルモンもしっかり作れている
だけどそれが子宮、卵巣まで届いていなかったら・・・
生理の不調にも繋がるし、妊活の妨げにもなってしまいますよね(*_*;
届かない原因としては
✓血流が悪い
特に骨盤周りの血流が大事ですが、股関節を動かすような運動がいいでしょう!
ウォーキング、スクワット、ヨガなんかもいいし、ゆっくりお風呂につかるのもいいですね!
✓体の歪み
ここでもきました・・・歪みの問題。
川もくねくねしてたら流れが悪くて、水が淀んでいるところありますよね。
血液も同じです!
普段の姿勢も要注意!
炎症の問題
忘れちゃいけない炎症の問題!!
特に脂質の摂り方で経血に炎症が起きるような状態になるそうです。
子宮内に炎症があれば内膜にカサブタがあるような感じになってしまいます。
生理は前周期までの内膜を排出するためにおきます。
内膜がカサブタを剥がすような感じで排出されたら・・・
炎症は主に腸内か上咽頭が始まりですが、他にも炎症所見が体に表れていることが多く
花粉症 | 鼻炎 | 副鼻腔炎 |
ドライアイ | 目のかゆみ | 充血 |
アトピー性皮膚炎 | 慢性胃炎 | 慢性腸炎 |
ポリープ | 生理痛 | 便秘下痢などの胃腸症状 |
などがある場合は注意が必要です。
基本となるのはやっぱり食事で、
コンビニ食や外食、お菓子、トランス脂肪酸やサラダ油、パーム油などは注意しましょう!
おすすめはオメガ3!抗炎症作用もある優れもの!
えごま油 | あまに油 |
クルミ油 | しそ油 |
などが代表的です。
ただ、オメガ3は熱に弱く、高温調理では酸化してしまうので生で摂ることをお勧めします。
炎症についてはコチラも読んでみてください↓↓
妊活、体質改善!!~体の炎症を抑えて精子・卵子を元気にしよう~
まとめ
考察をまとめると
✓質のいいバランスの摂れた食事を摂っているのか?
→食事の見直し
✓食べているけど吸収できていないのか?
→食事量や食事の質の見直し
✓食べていて、吸収もできているけど、必要な場所に必要なものが届かないのか?
→歪みや血流の問題
✓経血を出すときに子宮にストレスがかかっているのか?
→歪みやお通じの問題
そして、他に炎症所見があるのかどうか?というのを自身の体に照らし合わせてみてみましょう!
生理が好調!ということはホルモンや内膜の状態など、妊娠に関係するものもよい状態を維持できているということです!
おまけ
周期や経血量についてもちょっとだけ解説します!
経血量が少ない、周期が短い
周期が短い場合(二日くらいで終わってしまうような場合)は内膜が育っていないか、しっかり排泄できていない場合があります。
周期が長い
逆に月経過多(10日くらい続く)の場合や経血量が多く塊のようなものが出たり、生理痛も強い場合、ホルモンバランスの崩れ(エストロゲン過剰)や内膜症の可能性があります。
この場合には婦人科にも相談してみましょう!