受精卵が育たない、良質な胚盤胞にならない!何が原因なの??
色々頑張っていざ採卵!
ここまではよかったのに体外受精、顕微受精しても受精卵が育たなかった。
もしくはお腹に戻せるほどの良質な胚盤胞にはならなかった。
卵子が育つところまではうまくいくのに採卵はできるのに、どうして?
旦那の方に問題?それとも相性??
受精卵が育たないのにもいくつか原因が絞れます!
ちなみに、卵子がうまく育たないってお悩みの方はコチラの記事から読んでみてください!
受精卵が育たない原因は?
ミトコンドリアってやっぱり大事!!
繰り返しになりますが、やっぱり大事なのはミトコンドリア!
ミトコンドリアは細胞の中にあってATPという体を動かすエネルギーを作る器官です。
精子も卵子も細胞です。
細胞にはミトコンドリアがたくさんあります。
精子と卵子が元気に動けるかはミトコンドリアが元気かどうかで決まります。
ミトコンドリアに元気がないと受精卵の分割は止まってしまいます。
つまり受精卵が育たない、良質な胚盤胞にならないことの原因になってしまうのです。
ミトコンドリアを元気にするには
では、ミトコンドリアを元気にするのには何が大切なのでしょうか?
✔️抗酸化・抗炎症
ミトコンドリアは炎症があると酸化して、上手にエネルギーを産めなくなってしまいます。
炎症の原因になる食べ物(添加物、加工食品、小麦、砂糖、乳製品、カフェイン)は避けるように心がけましょう。
夜更かしやストレスの貯めっぱなしなども気を付けましょう!
✔️運動
ミトコンドリアは筋肉の中にたくさんあります。
運動をして、筋肉を刺激してあげることでミトコンドリアは活性化します。
✔️栄養補給
ミトコンドリアはATPというエネルギーを作り出す際に、たくさんの栄養素を必要とします。
特にミトコンドリア内のTCA回路というところでは特にビタミン、ミネラル、コエンザイムQ10をたくさん使います。
それらの栄養素が無いと、回路が途中で止まってしまい、エネルギーを産む力が弱くなってしまうのです。
つまり、ビタミン・ミネラル・コエンザイムQ10が不足していると、エネルギーを産めない(元気のない)ミトコンドリアになってしまい、受精卵も分割する元気がなくなってしまうということになります。
亜鉛とカルシウム足りていますか??
受精卵が分割する際に、亜鉛とカルシウムが必要なことがわかっています。
つまり、受精卵によっては亜鉛・カルシウムが不足していたがためにうまく分割できなかった可能性があるということです。
ミネラルは単体で摂るよりもバランスが大事です。
特にカルシウムは単体で不足になるよりもマグネシウムとのバランスが大事です。
カルシウムとマグネシウムのバランスについては牛乳はモ~毒??に書いてあるのでチェックしてください!
コチラの記事は牛乳が起こすエストロゲンのホルモンバランスの乱れについても書いてあるので妊活さんは読んでみると面白いと思います(*^^*)
また、亜鉛は特に不足しやすいミネラルです。
亜鉛不足の人は傷や骨折の治りが遅い傾向があります。
受精卵が育たない、良質な胚盤胞にならないとお悩みの方は亜鉛の補充とミトコンドリア機能について意識してみましょう!!
おまけ
亜鉛を多く含む食材
牡蠣・・・13.2mg
豚レバー・・・6.9mg
牛肉肩ロース赤身・・・5.6mg
牛肉もも赤身・・・4.4mg
※可食部100g当たりの含有量
亜鉛の食事摂取基準
18〜49歳の推奨量 男性:10mg /日 女性:8mg/日
カルシウムを多く含む食材
煮干し・・・2200mg
切り干し大根・・・540mg
ワカサギ・・・450mg
モロヘイヤ(生)・・・260mg
※可食部100g当たりの含有量
カルシウムの食事摂取基準
18〜29歳の推奨量 男性:800mg /日 女性:650mg/日
30〜49歳の推奨量 男性:650mg /日 女性:650mg/日