肩こりの原因〜チョコとコーヒーがあなたの肩こりの原因に?
「とにかく肩が重い」「痛い」「頭痛もしてくる」「首が痛くて曲がらない」「辛くて気分も憂鬱」
10年以上肩こりに悩んでいて、色々な治療院や整体など行ってみたけど楽になるのはその場だけ。
肩こり一つとっても色々な原因があります。
手や足に問題があったり、過去の手術痕が原因になっていたり、内臓疲労が原因になっていたり。
今日はその中でも食べ物のお話です。
チョコとコーヒーが肩こりの原因になっている?
チョコとコーヒーに限った事ではないのですが、キーワードは糖分とカフェインです。
こんなことを言うとおやつ大好き女性患者さんからは「え〜」「無理!!」
なんて事を良く言われます笑
でも、皆さん結局だんだん辞めていきます。
そして、私もそうでした笑
仕事の合間にエネルギー補給のようにチョコを食べ、コンビニに寄ると良くコーヒーを買っていました。
コーヒーなんて朝に飲むと体にいいと思っていました。
今でもチョコは大好きなですが、たまーにしか食べません。
そんな私も大好き、チョコレートとコーヒーは体に何を引き起こすのでしょう!?
問題になるのは、血糖値の乱高下!!
高血糖のものやカフェインを摂取すると血糖値が急上昇します。
これは私がコンビニで良く売っているパックに入ったあまーいカフェオレを飲んだ直後です。
カフェインと糖分のコンビネーションで血糖値は急上昇しています。
ちなみにこれはリブレという糖尿病患者さんが血糖値を測定するための機械ですが、Amazon等で普通に購入できます。
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血糖値が急上昇すると、体からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げるホルモンです。
この時、血糖値は急上昇しているので、インスリンが働きすぎて血糖値は急降下します。
一気に低血糖状態になる訳です。
低血糖状態になると何が起こるかと言うと、エネルギーがなくなるため、体からアドレナリンと言うホルモンが分泌され血糖値を上げようとします。
このアドレナリンというホルモンが血糖値を上げるだけならいいのですが、ホルモンの作用により体は興奮状態になる訳です。
そうすると、イライラしたり、知らず知らずのうちに肩などの筋肉に力が入ったり、歯を食いしばったり。
歯を食いしばると顎の周りの筋肉や首や頭の筋肉に力が入り凝りができます。
そうすると肩こりや頭痛の原因になってしまうのです。
上の写真は私ではありませんが、カフェインや糖分を多く含むエナジードリンクを摂取した際の血糖値です。
血糖値が見事に急上昇、急降下しています。
飲んだ後翼が生えるように元気になった感じがしたそうですが、その直後に脳が揺れるような頭痛、冷え、動悸に襲われたそうです。
でも、これって普通に飲んでいる方多いですよね??
私も昔は疲れた時に同じようなドリンクを飲んでいた事がありました。
でも、それがかえって疲労感を招いてるとは思いもしなかったです。
おかげで、血糖コントロールのできない体になり、調子の悪い日はこんな血糖値のグラフを叩き出していました・・・。
どんな人が低血糖になっている??
特に15〜17時くらいは血糖値が下がりやすい時間帯です。
この時間に調子が悪い、頭痛なども起こりやすい、疲れる、イライラする、甘いものやコーヒーが欲しくなる方は血糖値が問題になっている可能性が高いです。
また他にも低血糖の方は、寝起きが悪い、夜目が覚める、寝汗をかく、冷え性、いびきをかく、疲労感がある、顎関節症があるなどの症状が特徴的です。アトピーやアレルギーの人は低血糖時にアドレナリンが出ると血流が上がり痒みが増します。夜中痒みで目覚めたりするのはこのせいです。(低血糖だけが原因ではありません)
現代の子どもがキレやすいのは、低血糖症が原因とも言われています。甘いお菓子やスナック菓子、ジュース類や炭酸飲料などの摂り過ぎによるもののようです。
「じゃあ、血糖値が下がる前にまたチョコ食べればいいじゃん??」
そうはいきません。
まず、そんなに食べていたら糖尿病になり、命に関わります。
そして問題は夜間低血糖。寝ている間は食べられませんから、寝ている間に血糖値は下がります。
高血糖食のものを寝る前に食べてしまったら尚更です。
夜間に低血糖になると寝ているのにアドレナリンが分泌されます。
そうすると、前述にもあった体の筋肉は強張る、歯を食いしばるに加え、いびきをかくなど肩こりの原因となることを寝ている間にしてしまいます。
低血糖状態で目覚めも悪いので、朝からコーヒーで元気注入!!
また、血糖値は急上昇!!
でもその後急降下するからお昼前には眠気に襲われて、10時のおやつ・・・
さらにコーヒーのカフェインは強力なため、無理やりエネルギーを産むのでエネルギー産生回路に必要なビタミンやミネラルを大量に消費します。
栄養不足状態をつくってしまうのです。
関連記事
低血糖症について
https://medicalnote.jp/diseases/%E4%BD%8E%E8%A1%80%E7%B3%96%E7%97%87
それでも飲みますか?コーヒーの弊害5つのこと
https://www.epochtimes.jp/p/2017/07/27779.html
肩こりだけでなく、慢性炎症疾患や自律神経の不調なども血糖コントロールができる事が必須になります。
また、糖分の過剰摂取は糖化と言って体の筋肉を硬くする作用があります。
これに関しては別記事で詳しく解説したいと思います。
対策
血糖値の急上昇を起こさない事が大切です。
高血糖のものやコーヒーなどは避けるようにしましょう。
同じカフェインでも緑茶のカフェインは血糖値が上がりづらい傾向があります。
元気を注入したい場合は緑茶の方が良いでしょう。
また、耐糖能と言うものがあって、一般的な食事や低GI食と呼ばれる食事をしても血糖値が急上昇してしまう方もいます。
食後に急激な眠気に襲われるなどの症状がある方は、白米を食べただけでも血糖値が急上昇している可能性があります。
この場合は、ご飯の量を調整してみたり、小分けのおにぎりにして食べてみたりして調整しましょう。
また、ビタミンやミネラル、コエンザイムQ10など、エネルギー回路を回す際に必要な栄養素が足りずに低血糖状態になっている方もいます。
その場合は急な糖質制限は常に低血糖状態になってしまうため、危険です。
血糖コントロールをしようとして常に元気がなくなってしまう場合はまずビタミン、ミネラル、コエンザイムQ10などの栄養素を補充し、エネルギー回路を回せるようにしてから徐々に余分な糖質は制限するようにしましょう。
このような状態の方は正直、食事だけでの栄養補給では足りない場合が多いです。
サプリメントを併用する事をオススメします。
まとめ
肩こりには血糖値の乱高下という意外な原因があります。
それを招くのはチョコなど糖分の高いもの、コーヒーなどのカフェインの強いものがあります。
また、ビタミン、ミネラルなどの不足が原因でエネルギーが作れず低血糖になる方もいます。
そういった方は急な糖質制限は危険ですので、栄養補給から始めましょう。