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実はいいヤツ!悪玉コレステロール!!

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悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロール。

実は体の中でとっても重要な働きをするって知っていました??

でも、LDLコレステロールが悪者だと思い込んでいるので、薬で下げるのになんの疑いも無いのです・・・。

 

データを見ると150とかそんな程度。

 

薬を使っていなければもっと高いと思いますが。

 

コレステロール自体は悪者ではなく、体の様々なところで使われる栄養素です。

ちょっと高いくらいは気にする必要もなく、むしろ栄養いっぱい!

 

逆に低い人の方が心配なことが多いです。

実はいいヤツ!悪玉コレステロール!!

悪玉と呼ばれるLDLコレステロールですが、体の中でどんな役割を持っているのでしょう??

コレステロールとは??

その前に、コレステロールとはなんでしょう?

 

脂質や酵素活性を持つタンパク質の集まりをリポタンパクと言います。

リポタンパクの大きさが小さいものをLDLコレステロール、もっと小さいものをHDLと言います。

 

そして悪玉、善玉と呼ばれるLDLコレステロールとHDLコレステロールの違いはリポタンパクの大きさです。

悪玉LDLコレステロールの役割はコレステロールを運ぶトラック!

LDLコレステロール(正確にはLDLより少し大きいVLDLコレステロール)は色々な材料になるコレステロールを体の必要なところに運ぶトラックの役割をします。

配られたコレステロールは運ばれた工場で色々なものに変換されます。

つまりLDLコレステロールが足りないと、材料不足で様々な不調や病気の原因になり得るということです。

コレステロールの大事な5つの役割

1、ホルモンの材料になる

ホルモンはコレステロールを原料に合成されます。

コレステロールが原料となるホルモンは

・副腎で作られるコルチゾール(血糖調整、抗炎症など)

・睾丸で作られるアンドロゲン(いわゆる男性ホルモンで男性の二次成長、性行動の促進、骨格筋の発達など)

・卵巣で作られるエストロゲン(女性ホルモンの卵胞ホルモンで女性の二次成長、卵胞の発育、子宮内膜の増殖など)

・胎盤で作られるプロゲステロン(女性ホルモンの黄体ホルモンで妊娠の成立維持、乳腺細胞の発育など)

などなど

コレステロールは抗炎症、抗ストレス、性欲・性活動などに関連しています。

また、生理の不調がある、内膜が育たず妊娠にいたらない場合などはコレステロールの低下がないか見てみましょう!

2、消化液、胆汁酸の原料になる

胆汁酸は肝臓でコレステロールを原料に合成されます。

胆汁酸の仕事は、消化管で脂肪分を乳化すること!水と油を混ぜてくれます。

乳化されなければ腸から脂質は吸収されませんから、脂溶性の栄養素(ビタミンA、ビタミンEなど)が吸収されません!

同時に膵臓から出るリパーゼを活性化する働きもあります。

油もの、肉を食べると胃がもたれる、食べているのに栄養状態が悪い場合は、胆汁酸が不足している可能性があります!

3、細胞膜の原料になる

細胞膜の原料はタンパク質、リン脂質、コレステロールです。

細胞膜における、タンパク質と脂質(リン脂質、コレステロール)の比率は臓器によって様々です。

特にコレステロールが重要になるのは、脳と神経系の細胞です。

うつ病、パーキンソン病、統合失調症など、脳神経に関する病態ではコレステロールの状態が重要になります。

また、乳児の脳細胞は妊娠時と授乳期に母親からの栄養で生後4ヶ月くらいまでに作られるそうです。

この時期までにお母さんが質の良いオメガ3を摂っていると天才が産まれるかもしれませんね(^ ^)

4、日光の作用でビタミンDを作る

ビタミンDはコレステロールを原料に、体内で合成されるビタミンです。

ビタミンDはひと昔前までは、骨にカルシウムを吸収させる際のお助けマン的な役割しか認知されていませんでしたが、実は免疫にも、筋肉にも、脳にも、抗炎症にも色々なところで重要と認知されて、重要な栄養素であると知られてきました。

 

そして、コレステロールの不足はビタミンDの合成低下!

健康面であらゆる面で不利になります。

5、コエンザイムQ10の原料になる

コエンザイムQ10はミトコンドリアがエネルギーを作る際に必須の栄養素!

コエンザイムQ10が足りないとあらゆる活動のエネルギーが足りなくなります。

精子の質や運動率、卵子の質、受精卵の質にも関わってくるので妊活さんにもとっても重要!

また抗酸化作用がある栄養素としても有名です。

 

コエンザイムQ10の原料は「メバロン酸」というものだそうですが、これはコレステロールが肝臓で作られる過程でできる脂肪酸だそうです。

コレステロールを低下させるお薬の「スタチン」は、このメバロン酸の生成を阻害するそうな。

しかし、結果的にコレステロールよりもコエンザイムQ10の低下の割合が高くなるそうです汗

 

コエンザイムQ10はミトコンドリがたくさんあるところに必要です。

ミトコンドリアがたくさんあるのは心臓です。

コレステロールを低下させるお薬の目的は心筋梗塞の予防ですが、コエンザイムQ10が先に低下して、心臓の機能が低下してしまっては・・・

 

あとはご想像にお任せしますが、昔コレステロールを下げる薬を使っている人にかえって心疾患が増えていると本で読んだことがありますが、そういった理由だったのかもしれませんね。

 

HDLコレステロールの役割は?なぜLDLコレステロールは悪玉と呼ばれている?

ちなみに善玉と呼ばれるHDLコレステロールの役割は、LDLコレステロールが配ったコレステロールのうち、余った分を回収して肝臓に戻ってくる係です。

LDLコレステロールが脳梗塞や心筋梗塞のリスクになるのは、炎症が起きたところの細胞膜を修復しようとして、運び屋LDLが原料となるコレステロールを届けているだけの話。

本当の原因は炎症ということです。

炎症の原因は酸化ストレスや、糖質による高血糖だったりします。

これを聞くとLDLを犯人扱いするのは冤罪ですよね汗

コレステロールが高いのはどうしたらいいの?正常値はどのくらいなの?

コレステロールの適正値を数値でこれって示すのは難しいですが、200以上は欲しいところです。

LDLが140、HDLが70以上だと優秀だなって感じです。

2014年、日本人間ドック学会がコレステロールの基準値を見なおしました。

・新たな健診の基本検査の基準範囲

以前の基準値220 から、男性254、女性280 までは正常値と変更。

ちなみに、日本のLDLコレステロール基準値では120mg/dlを超えるとNG、アメリカでは190mg/dlまではOK。
日本のほうが基準が厳しいらしいです。

とはいえ高すぎるのも体からのサイン。

コレステロールを体に必要なものに変換させる工場がうまく働かない時はLDLが余ってしまい、数値が上がります。

工場がうまく働かない時は甲状腺機能や代謝が下がっている時です。

また、前述の通りコレステロールは8割が胆汁酸になります。

自律神経が乱れて、お腹の蠕動運動が起きないと胆汁が分泌されないので、自律神経が乱れている方は要注意!

自律神経は血糖値の乱高下で乱れるんでしたね!

え??って方はコチラを呼んでください^_^

低血糖症は万病の元!!?

あ!あと閉経して女性ホルモンの必要量が減った場合には、材料の需要も減るのでLDLは上がりますよ!

 

コレステロールが低い人は大丈夫?

これは色々な材料が足りないということなので要注意!

妊活で苦労する人はLDLコレステロールが低い方の方が多いかなといった印象です。

コレステロールが低いのは、コレステロールを作る肝臓の機能が弱っていて、栄養素自体が足りない状態です。

コレステコレステロールの80%以上は肝臓で作られていて、食事からのコレステロールは20%以下しかありません。

 

つまり、製造工場である肝臓の問題!

肝臓がしっかり働くにはビタミンB(特にB6)、ビタミンC、タンパク質(アミノ酸)などが必要です。

 

また、炎症が起きていて腸粘膜が弱っていたら、未消化物や毒素がどんどん体内に・・・

肝臓は解毒の方にエネルギーを奪われてコレステロール合成まで手が回りません。

AST、ALTが高い方は炎症性の脂肪肝になっている可能性もあるので注意してくださいね!

コレステロールまとめ

LDLでもHDLでも人体には必須の栄養素です。

問題なのは炎症や低血糖、代謝の低下など。

小麦や砂糖、乳製品、添加物などの炎症物質を避けたり、血糖値をコントロールするような工夫は必須ですね!

サプリを使うなら

抗炎症・抗酸化にはビタミンA、C、Eやオメガ3、ケルセチンなど

肝臓ケアにはビタミンBやアミノ酸など

疲れやすいなど低エネルギーが気になる方はミネラル補充も忘れずに!

 

でもね、まずは食事からですよ!

コンビニ弁当食べながらサプリ飲んでも効きませんので汗

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