低血糖症は万病の元!!?
| 低血糖って何?? |
低血糖って?・・・自分には関係なさそうかな?
いいえ、そんなことはないかもしれません!
当院を受診される方の多くに原因として低血糖症が潜んでいます。
『低血糖』とは、血糖(血中グルコース)が正常より低くなった状態のこと。医学的には明確な数値が議論されていますが、一般的には70mg/dl以下を低血糖として扱うことが多いです。
だから血糖値が下がると、体も心も不調が出やすいのです。
低血糖症で起こりうる代表的な症状
低血糖は『一過性の問題』と思われがちですが、慢性的な血糖の乱高下が体調の根本にあることもあります。
以下のような症状が出ることがあります。
①身体的な症状
・頭痛
・立ちくらみ
・手足の冷え
・強い疲労感
・睡眠の質の低下
・頻回の肩こり・腰痛・噛み締め(顎関節症)
②自律神経・気分の問題
・イライラしやすい
・気分の落ちこみ
・不安感・パニック傾向
・集中力の低下
(臨床的にも低血糖は神経系にも影響し、認知や気分に影響する可能性が研究で示されています。
)
いくつか当てはまりましたか?
上げればまだありますし、いくつ当てはまれば低血糖症という確定的なものではありませんが、多く当てはまるほど可能性は高いと思います。
なぜ血糖値が乱れるの?
①食後に血糖値が急上昇する
炭水化物中心の食事や、食べ過ぎなどで血糖値が急上昇します。
→インスリン(血糖値を下げるホルモン。血糖値を一定に保つために働く)の大量分泌が起こります。
②インスリンが効きすぎる
インスリンの大量分泌により、インスリンが効きすぎて結果として血糖値が下がりすぎてしまいます。
③低血糖反応で甘い物やカフェインが欲しくなる
低血糖状態は生命にとって危険な状態なので、すぐに血糖値の上がる甘い物などが欲しくなります。
何も食べられない時はアドレナリンやノルアドレナリンが作用して血糖値を上げます。
→また血糖値の急上昇→とにかく乱高下が続く
このように血糖値の乱高下が続き、上手にコントロールできなくなった状態を低血糖症といい、慢性的な疲労、自律神経の乱れ、精神面の不調、身体的な不調などにつながりやすくなります。

※通常の血糖値は
空腹時は貯蔵したグルコースを使ったり、ホルモンなどの作用により、大体100mg/dLくらいに安定しています。
食後に上昇しますが、ホルモンなどの影響で140mg/dLくらいまでで止まるようになっています。
その後エネルギーを消費しながらまた100mg/dLくらいに安定するようになっています。
分子栄養学的な観点からの整理
血糖の乱れの背景にはビタミン・ミネラル不足や上手にエネルギー回路が回らない(糖代謝経路の非効率性が関与)状態になっていることがあります。
例えば:
・亜鉛、クロムなど糖代謝に関わるミネラル不足
・消化、吸収の問題で血糖リズムが乱れる
栄養素が足りないと、ホルモンや代謝経路がうまく機能できず、血糖調整がさらに乱れやすくなります。
低血糖が不調の原因になる理由
低血糖は働いている時でも、寝ている時でもやってきます。
しかし、いつでも捕食できるわけではありません。
その時はアドレナリンやノルアドレナリンというホルモンを出して血糖値を上昇させます。
これらのホルモンは活動時のホルモン、交感神経を刺激するホルモンです。
安静時や寝ている時は副交感神経神経にスイッチを入れたいのに、低血糖が起きれば交感神経のスイッチが入ってしまうのです。
寝ている時なら目が覚めたり、寝汗をかいたり、悪夢をみたり、噛み締めていたり、身体中力んで寝起きから肩や腰が痛かったりといった症状が出ます。
整体師が言うのもなんですが、いくら整体を受けても肩こりや腰痛が治らないのは、アドレナリンが出て、筋肉が緊張しているからです。
いくら体の緊張を解いてあげても、いつも自分で筋肉をガチガチに強ばらせていたら治るものも治りません。
エネルギーがない状態で起きるので、寝起きがすごく悪かったり、慢性疲労を抱えている方も多いです。
低気圧の時に頭痛を起こす方が多いですが、低気圧の時は血糖値が下がりやすいので体が緊張して頭痛を起こします。
また、夕方は血糖値が下がりやすいので、残業のタイミングや夕飯の準備をしているなどのタイミングでやけにイライラしてしまったりするのはアドレナリンの仕業です。
まだまだ一般的には認知されていませんが、分子栄養学の世界では、様々な病気や不調の根底に低血糖症が潜んでいると考えられています。
肩こりや腰痛以外でも、どこに行っても改善しないと当院を訪れる方の多くに低血糖症が潜んでいます。
長くなったので血糖値の整え方はまた次回♪
続・低血糖症は万病の元!!?〜血糖値の整え方〜で解説しています!
