秋口になると腰が痛くなるのはなぜ?
これ夏の疲れが原因とは限りません。
夏の暑さが少し落ち着いて、朝晩に涼しさを感じるようになる頃。
この時期になると、
「なんとなく腰が重い」
「朝起きると腰が痛い」
「毎年この時期になるとぎっくり腰になる」
という方が増えていきます。
実際、腰痛には季節による変化があるように感じる方も少なくありません。
ただ、気温が下がると腰痛になると単純に考えることはできません。
2024年の系統的なレビューでは、気温・温度・気圧・降水量など天候変化と腰痛の間に、明確な関係は確認されませんでした。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38340613/
秋口は「体の使い方」が変わる時期
夏の間は暑さのために、
・外での活動が減る
・冷房の効いた室内で過ごす時間が増える
・睡眠の質が落ちる
・食事や生活のリズムが乱れる
など、体にとってもいつもと違う環境が続きます。
そして秋になって涼しくなると、散歩・庭仕事・スポーツなど少しづつ活動量が戻ってきます。
「いつも通り」のつもりでも、夏の間に体を動かす機会が減っていたところに、急に活動量が増えることがあります。
最近の研究でも、腰痛の発生には気象条件よりも、季節による活動量や生活のパターンの変化など、間接的な要因が指摘されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41714341/
「夏の疲れが腰に出た」
もう一つ、秋口に気をつけたいのが夏の間に積み重なった疲労です。
暑い時期の睡眠不足や、食の変化、冷房による温度差など、普段とは違うストレスが体にかかります。
そして、涼しくなったからといって、それまでの疲れがすぐにリセットされるわけではありません。
当院にいらっしゃる方でもこの時期に胃の疲労を貯めている方が多く、胃腸の不調と腰の症状が同時に見られる方がいます。
直接的に因果関係を意味するものではありませんが、身体全体を見るうえでは無視できないと考えています。
実際、夏の間に冷たい食べ物や飲み物をよく摂っている方が多いようです。
腰だけを見てもわからないことがあります
整体では腰が痛いからといって、腰だけを見るとは限りません。
・股関節
・背中
・内臓
・睡眠
・食事
・普段の身体の使い方
などなど。同じ腰痛でもその人によって状態は異なりますし、時期によっても異なります。
もしあなたが、「毎年この時期になると腰が痛くなる」と感じているのであれば、
夏の間の自分の生活も振り返ってみるといいかもしれません。
そして、痛くなってから対処するのではなく、少し早めに身体の状態を見直してみて下さい。
